企画部デザインチーム クロストーク

若手社員（2017年入社）
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ベテラン社員（2002年入社）

丸辰に入ったきっかけは？

前職はパッケージ、というかお客様の商品を入れるトムソン箱や貼り箱を設計する仕事でした。だから全然グラフィックとかの仕事じゃなかったですね。
その前職で、ある日突然社長がみんなを集めて「いついつに倒産します！」って宣言されちゃって。急だったから次何やろう？という中で、もともと雑貨が好きなのでそういう仕事に携われたらいいなとは思っていたんですけど、ちょうどそのタイミングで新聞の折り込みに『丸辰の企画課募集！』ってチラシが入ってて。今だとだいぶ珍しいと思うんですけど、複数の会社の求人が載ってるんじゃなくて、丸辰のみの求人チラシ（笑）
これだ！と思って、その日の朝にすぐ電話して、っていうのがきっかけ。タイミングが良かったというか。
私は専門学校の時に、当時丸辰に在籍していた学校の先輩が会社説明にきてくださる機会があって。そこで丸辰のことを聞いて興味を持ったので入社しました。
担当商品とか持ってきてくれて「いろんなことができますよ、デザインだけじゃなくて商品企画まで掘り下げて一通りできますよ」って聞いて、他の会社とは違うかなと思いまして。他社とかも調べてたんですけど、デザインだけ、服飾だけ、と業務が偏っていて、丸辰は一通りできるのがいいなと思ったのがきっかけです。

入社してみてどうでしたか？

先輩方がすごく優しくて、穏やかな空気感でお仕事ができるのは嬉しくてありがたいですね。私も後輩ができたので、話しかけたり話しやすいようにしたりしてます。
あとは売上が良いときの社員旅行で海外に行かせていただけるのはいいですね。入社してからタイと台湾に行かせてもらってるんですけど、全社員が参加するので、普段会えない人に会えるのも嬉しいですね。部署が違うとなかなか会う機会つくれないので。今はなかなか難しい時期なんですけど。
私も一緒で、丸辰は人間関係は素晴らしいですね。それがあるから他の社員の方も丸辰で働きたくてイキイキして働いてるって感じます。
仕事しやすい環境なのかな、結構言いたいことも言える雰囲気あると思うし、先輩も分からないこと聞いたらちゃんと説明してくれるし。コミュニケーションとりやすいよね！とりやすくない？ミスとかも正直に言いやすい雰囲気をみんな出してくれて。理不尽な人とかいると続かないしね。人に恵まれてるので２０年続けてこれたのかなっておもいます。
私も社員旅行があると１年それで頑張れるっていうのもあるし、なかなか自分で計画して行けなさそうな国に連れてってもらえるのもいい。私は社員旅行にもうめっちゃ行かせてもらってます、オーストラリアとか。でも入社して最初の旅行は中国・香港だったのがすごくショックで（笑）出張でよく行く国に旅行か～って（笑）
あと自社商品を安く購入できる社販とかもありがたいですね。親とか友達が町内会の集まりとかで使いたいとかあって。自分で商品を実際に使うと使い勝手とかよりわかるし、身内が使うと結構正直な意見とかもらえて、それを商品開発にフィードバックしたりできるので、いい機会だと思います。

デザインチームの業務について
おしえてください。

まずは販促品である自社商品を考える、というのが基本にあります。どういうものが流行ってるのかといった市場の動きから時代に合った販促品を考えていく、そこからその情報やアイデアを商品として形にして、商品のパッケージまで作って仕上げていくという。
あとは他部署からの依頼でチラシとかグラフィックのデザインもしますし、販売前の品質確認もチーム内で携わってます。
あと企画部にはデザインチームの他に、主に中国のメーカーとのやり取りをする海外貿易チーム、国内メーカーとのやり取りをする国内仕入チーム、自社カタログを作る制作チームがあり関係性も近いのですが、ちゃんと他チームとコミュニケーションをとる。商品企画を進めていく中で分からないことがあれば、すぐにその専門チームに聞く。そんなとこですかね。
日頃もショッピングなんか行く時に、流行のものとか雑誌の付録等こういうものが求められてるんだ、みたいな情報収集をしてますね。商品を考えるところから、パッケージの入稿まで一連の流れを任せてもらえるのはすごく良いと思います。商品の品質も販売価格も含めて全てに携われるので、デザインをやりたい人にとってはすごく良い経験を積ませてもらえてると思います。他の会社じゃなかなかできないことだろうなと。
扱っているカテゴリーの幅も広いので、担当すればするほど自分の知識や経験が増えて、学びながら商品を作らせてもらってる感じがします。お店に並んでるもの見ても、この仕様でこの価格なの？！とか分かっちゃったり。
あと、私たちは商品を考えるのが仕事なんですけど、わりと業務時間中にひらめきとかアイデアとかは降ってこなくて。ちょっとした休憩時間とかおしゃべりしてるとき、プライベートで買い物行ってるとき、夕食を用意しているとき、そういう何気ない時に「あれ？こんなのあったら便利じゃん！」ってアイデアが降ってわいたりして。カッコいい言い方するとアンテナ張ってる、っていうか。

印象に残っている出来事などは
ありますか？

入社してからある程度商品を作れるようになった時に、一気にたくさん担当を振られて、わーわー！ってなっちゃって。でもその時に多くの商品を担当したことで、その後がスムーズに仕事ができるようになりましたけど、その時は結構大変でしたね。
あと一番印象に残っているのは、自分の担当商品が某お花屋さんのWEBサイトに粗品としてカワイらしくどーんと載せてもらっているのを見て、意外と担当商品が使われている機会を目にすることがあまりないので、そういう所で使って頂いてると分かった時に嬉しい気持ちになりました。掲載されているWEBサイトを見て、そのお店に足を運んでくださるお客様もいるのかなと思うと繋がりを感じて、やってよかったなと思ったことはありますね。
私の大変だった思い出は、入社したときはとても人数が少なくて、今は他チームが携わっているカタログの校正までしてた時期があって。人数だけじゃなくて時間も足りなくて、商品を作るために月に2回、一週間の中国出張とか。
めっちゃハードですね！
そう、めっちゃハードで（笑）
しかも貿易担当さんも行けないとかになると、一人で行って海外拠点のスタッフさんと合流して行く、みたいな。これは入社してびっくりしたというか、忙しすぎました。だけどそのおかげで短い時間でも集中すれば仕事はやれるんだなって。
バッグを作りに行くってなったら、まず中国に着いた初日に生地問屋さんで生地を選んで、工場に入ってその場で仕様書を描いてサンプリング頼んで。翌日からも他のメーカーに行ってまた別のサンプル受け取ったりとかしながら、最終日に初日で頼んだバッグのサンプルを受け取って帰る、みたいな。でも効率はめちゃくちゃ良くって。
すごい！
今みたいに画像を貿易担当さん経由でメールで送って「こんなのあります？」って聞くより、使いたい生地とかその場で選べるし。
その経験があると、頼んだらこのくらいの期間でサンプルできあがってくるなとか、より正確な予測つきますね。さすがにもうできてるでしょ、とか。
工場に行くと、この商品はどうやって作られてるのかとか、このハンドルの付け方は実は大変なんだなとか、自分が知らなかったことも行くと分かる。
私も何回か工場に連れて行ってもらったことはあるんですけど、結構ハズレの会もあって（笑）
辺鄙なところで機械も古くて、こんなところあるんだ！みたいな。それはそれで面白かったんですけど。
結構あるあるだよ（笑）
だからそういう経験もあって、貿易担当さんの苦労も分かりました。
今でも長く付き合っている所だと丸辰が品質を重視してるってわかってるから、安かろう悪かろうな工場も少なくなってきてるけど、扇子とか傘とか、割と手間がかかる商品はそれでも田舎の方になっちゃうね。
コロナ禍なので難しいけど、今も出張に行けたらいいなと思うんですけどね。行けないってなると行きたくなっちゃうね（笑）
「企画部デザインチームクロストーク」イメージ01

これは自分の代表商品だな
って思うものはありますか？

なんだろう～？なんかある？（笑）
でも先輩の担当商品って見ればすぐにわかりますよ。すごくきれいな、女性らしい商品が多いので。いい意味でこれが代表商品っていうものはないですけど、全体的にアベレージが高いと思います。コケる商品が無いというか。
コケる商品は、悪い意味で他の人の意見を反映させざるを得ないことになって、こんなはずじゃなかったのに～って思う商品。今、頭の中に浮かんでるんだけど（笑）
全体的に柔らかいというか、あんまり男性っぽいのは作らないイメージです。
たしかに、苦手なんだよね、メカ物とかデジタルっぽいのは苦手。ライトとか時計とか全然やってない。やってるとこも想像できないでしょ（笑）
私も自分が普段から親しみやすい、バッグとかそういうカテゴリーの方が好きですね。いろいろ普段から見てる分、最初から情報が入ってるのでやりやすいですね。 ただ販促品としての仕様に落とし込まなきゃいけなくて。販促品は市販品とは違うので、好きだからこその歯がゆさはありますね。こういうことやりたいけど、万人には受け入れられないんだろうなという。 万人受けって、広いようで狭いというか。それが苦しいというわけではないんですけど。
コストの問題もね、競合他社との比較もあるので仕様をある程度妥協したりとか。ただその制限で結果良くなったこともあったりするから。価格も安ければそれでいいのかとか、高くてもより良くなったほうがいいのかとか、常に葛藤はあるね。世に出してみないと分からないというのもあるので、商品をよく考えていかに仕上げるかっていうのはこれからもこだわっていきたいと思う。

お互いの良い所、すごい所を
おしえてください。

いっぱいあるよ～。
まず、食事を美味しそうにたくさん食べること（笑）
デザイン関係ない！
でも、そこ好き。やっぱり美味しそうにご飯食べる人見てるとこっちも幸せになるし。
中国出張の時でも、結構向こうの料理食べられない人多いけど、率先して食べてる印象があるから、そういうのすごいなって。楽しいよね、一緒にいて。
あとはいつも落ち着いてて、冷静なところがあるなと思っていて。物事をこつこつと着実に進めていて、逆に先輩だったら安心感あるなって。いや本当に。
ありがとうございます！
すごい嬉しいです。

逆の立場からはどうですか。

私もいっぱいあるんですけど（笑）
デザインも女性らしくてキレイだな、というのもあるんですけど、お仕事の進め方もすごく冷静で、余裕がある感じがするのがステキだなとか思っていて。時間の使い方も上手で。キレイで、速くて、的確！って思ってます。いつ何を聞いても、その時にすぐ作業を止めて聞いていただいて、どうやって時間作ってるんだろうって思うくらい。私もこうなりたいなって。
暇なのかな、私（笑）
いえいえ、忙しいはずの時間が、なんか時間がゆっくり流れてるというか、頭の中を見せてもらいたいくらいです（笑）
でも、私も冷や汗とかかいたりしてるよ。パッケージの入稿の時とかミスを見落としてること多くて、ちっちゃなミスなんだけど、そういうちっちゃなことで冷や汗かいてる。それで他チームの人にアワアワしながら話しかけたりしてるけど。
そんなイメージ全然ないですけど。でもそういうことを感じさせないくらい、いつもコミュニケーション取ってるのかもしれないですね。
「企画部デザインチームクロストーク」イメージ02

最後にこれからの目標を
聞かせてください。

自分が企画した丸辰のプライベートブランドを立ち上げたいですね。
（アウトドアをテーマにした自社ブランドの）CAMPSとかいままであるようでなかった試みで、それが実際に社内でもお客さんにも定着し始めていて、着実にラインナップも増えてる、成功してる。それを同じチーム内のメンバーがやってるのを見ると、私も1ラインやってみたいなって思う。いままで単発で商品を作ってるので、私が作ったぞ！っていうブランドラインを残せたらいいなと思います。
やっぱり、今までやったことないのをやりたいですね、時期的にはやりにくいんですけど、社内環境としてはやりやすい会社なので。
私は自分だけの強みってないなと思ってるので、先輩方の良い所を吸収して、自分のデザインというか商品を提案していきたいなと思っています。
今度出る商品のパッケージとか、商品特長を活かしててすごくカワイイと思ったよ。最近頭角を現してると思うから、褒められたこととか強みにしていけば良いのかなと思う。
あとは後輩との中継ぎとしてもね、チーム内のコミュニケーションを良くしてもらえるとありがたいですね。

ありがとうございました。

社員インタビュー

社内で活躍するスタッフへのインタビューを通じて、丸辰の仕事をご紹介します。
ひとりひとりの声から、チーム丸辰のことをより知っていただければと思います。

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