ノベルティの「名入れ」とは?
企業名やロゴ、イラストなどを商品に印刷すること
販促品やノベルティでいう「名入れ」とは、商品に企業名、ブランドロゴ、イベント名、イラストなどを印刷・加工することを指します。
名前だけを入れるとは限りません。キャンペーンのロゴやキャラクター、周年記念のデザインなどを入れるケースもあります。
もともと「名入れ」という言葉は、のし紙などに贈り主の名前を記す意味でも使われますが、この記事では販促品への印刷・加工について扱います。
主な名入れの方法
名入れ方法は、商品の素材や形状、印刷するデザインによって変わります。
たとえば、社名を1色で入れたい場合と、写真やグラデーションを含むデザインをフルカラーで入れたい場合では、選択肢が異なります。ボトルのような円筒形の商品では、平面への印刷とは違った方法を使うこともあります。
ここでは代表的な名入れ方法を見ていきます。なお、実際に対応できる印刷方法や印刷範囲は商品ごとに異なるため、発注時には各商品の仕様をご確認ください。
シルク印刷
版を使い、インクを商品へ直接刷り込む印刷方法です。バッグなどの布製品からプラスチック製品まで使われることがあり、社名やロゴを比較的大きく入れたい場合にも検討されます。
基本は色ごとに版を用意するため、使用する色数によって条件や費用が変わります。シンプルなロゴをはっきり見せたいときに使いやすい方法です。

パッド印刷
インクをのせたシリコン製のパッドを商品へ押し当てて印刷する方法です。
パッドが商品の形に沿いやすいため、多少の凹凸や曲面にも印刷できます。ボールペンなど、印刷できる面積が比較的小さい商品への名入れでも使われます。

熱転写(DTF)
熱転写の方法のひとつに、DTF(Direct to Film)方式があります。
専用フィルムにデザインをフルカラーで印刷し、接着用のパウダーを施したうえで、熱と圧力をかけて生地へ転写します。
細かなデザインや多色表現にも対応しやすく、バッグなどの布製品でフルカラーのロゴやイラストを入れたい場合に使われる方法です。
ただし、対応できる素材や印刷範囲は商品によって異なります。仕上がりだけでなく、使用する商品との組み合わせも確認しておきたいところです。

インクジェット印刷
インクを細かな粒として商品へ直接吹き付け、フルカラーで印刷する方法です。
写真やグラデーション、色数の多いイラストなどを表現しやすく、版を使わずに印刷できる点も特徴です。白インクを下地として使用することで、色の付いた商品へ印刷できる場合もあります。
対応する素材や印刷範囲は商品によって異なります。

回転シルク印刷
ボトルなどの円筒形の商品を回転させながら、シルク印刷の方式で側面へ印刷します。
平面へのシルク印刷よりも横方向へ広くデザインを入れられるため、ボトルの側面を使ってロゴや文字を見せたい場合に検討されます。
回転インクジェットとは印刷の仕組みが異なるため、色数やデザイン、商品仕様を見ながら方法を選びます。

回転インクジェット
ボトルやタンブラーなどの円筒形の商品を回転させながら、側面へインクジェット印刷する方法です。
通常のインクジェット印刷よりも側面を広く使ったデザインを入れやすく、商品をぐるりと使ったロゴやイラスト表現を検討できます。
印刷できる範囲やデザインのつながり方は、商品の形状によって変わります。円筒形の商品だから必ず全面に印刷できるというわけではないため、商品ごとの名入れスペックを確認してください。

レーザー彫刻
レーザー光を当て、金属や木などの商品表面へデザインを刻む加工方法です。
インクで色を付ける印刷とは異なり、素材そのものの色や質感を生かした仕上がりになります。ステンレス製品など、印刷とは少し違った見せ方をしたい場合に使われる方法です。

ここで紹介した印刷方法のすべてが、すべての商品に使えるわけではありません。素材や形状、印刷範囲によって対応方法は変わります。
ノベルティに名入れするメリット・注意点
既製品にオリジナル性を持たせられる
同じ商品でも、企業名やブランドロゴ、キャンペーンのデザインなどを入れることで、その企画ならではのノベルティにできます。
周年記念やイベントなどでは、配布する理由やテーマをデザインに反映できるのも名入れの特徴です。
社名やブランドを目にしてもらう機会を作れる
名入れした商品が配布後も使われれば、そのたびに企業名やブランドロゴが目に入る機会を作れます。
そのため、名入れでは「何を入れるか」だけでなく、「商品を使ったときにどこに見えるか」まで確認しておくと、デザインを決めやすくなります。
配布目的に合わせたデザインを作れる
企業ロゴだけでなく、イベント名、周年年数、キャンペーンのイラストなどを入れられるため、配布する企画に合わせた見せ方ができます。
一方で、情報を詰め込みすぎると文字が小さくなったり、商品に対してデザインが窮屈に見えたりすることもあります。印刷可能範囲を確認したうえで原稿を作ることが必要です。
商品代とは別に名入れ費用がかかる
名入れをする場合は、商品代とは別に印刷代や加工費がかかります。
印刷方法によっては版代が必要ですが、熱転写やインクジェット印刷のように版を使わない方法もあります。費用を比較するときは、商品単価だけでなく、印刷方法や数量を含めて確認してください。
名入れには加工期間が必要
名入れ商品は、商品の手配だけでなく、データ確認、校正、印刷などの工程が加わります。
必要な期間は商品、印刷方法、数量などによって変わるため、展示会やキャンペーンなど使用日が決まっている場合は、商品を選ぶ段階で納品希望日まで伝えておくと確認しやすくなります。
印刷前のデータと校正確認が欠かせない
会社名の表記、ロゴの向き、印刷位置などは、印刷後に簡単に変更できるものではありません。
特に商品本体だけを見ていると、実際の印刷サイズを大きく感じたり小さく感じたりすることがあります。入稿データだけで判断せず、校正時に商品の大きさとのバランスまで見ておきたいところです。
名入れには印刷用のデータを用意する
名入れを依頼する際は、企業ロゴやイラストなどの印刷用データが必要になります。
データ形式や画像解像度などの条件は印刷内容によって変わるため、原稿を作る前に入稿条件を確認しておくと作り直しを減らせます。
名入れする商品を選ぶときの考え方
名入れを前提に商品を選ぶなら、商品そのものだけでなく「どこに、どのくらいの大きさで印刷できるか」も見ておきたいところです。
バッグなら正面を大きく使えるのか、ボトルなら側面にどこまで印刷できるのか、文具ならロゴが読めるサイズを確保できるのか。商品によって名入れの見え方はかなり変わります。
商品を比較するときは、配布用途、数量、希望するデザインとあわせて名入れスペックを確認してください。
まとめ
名入れを前提に商品を選ぶなら、商品そのものだけでなく、「どこに・どのくらいの大きさで・どんなデザインを入れたいか」まで考えておくと候補を絞りやすくなります。
展示会や周年記念など使用日が決まっている場合は、商品選定だけでなく、入稿データの準備や校正、加工にかかる期間も含めて進行を考えておきたいところです。
名入れを具体的に検討する段階では、対応方法だけでなく、入稿データ、ご注文単位、版代、ご注文から納品までの流れも確認しておきたいところです。詳しくは「名入れ・追加作業」ページをご確認ください。







