バンブーファイバーとは?
バンブーファイバーは、一般に竹を細かく加工した繊維や粉末などを利用した素材を指します。
マグカップやプレートなどの成形品では、竹由来の原料を樹脂に配合して形を作るタイプがあり、またタオルや布製品では、竹を原料とするレーヨンなどが使われる場合もあります。
同じ「バンブー」という表記でも、商品の形や素材構成は同じではありません。商品を選ぶ際は、名称だけでなく材質欄まで確認したいところです。
竹だけでできているとは限らない
バンブーファイバー製のマグカップや食器は、一見すると天然素材だけで作られているように見えることがあります。
実際には、竹繊維や竹粉などの竹由来原料に、PPなどの樹脂を組み合わせた商品もあります。竹由来の原料を使っていても、竹だけで作られているとは限りません。
そのため、「竹製」「天然素材100%」などと自己判断せず、商品ページや仕様書に記載された材質を確認する必要があるでしょう。
バンブーファイバーと竹製品の違い
竹製品には、竹そのものを削って作る箸やカトラリー、竹材を組み合わせた小物などがあります。
一方、バンブーファイバー製品には、竹由来の原料を細かく加工し、ほかの素材と組み合わせて成形した商品があります。見た目が似ていても、素材の構成や製造方法は同じではありません。
商品を見分けるときは、名称や見た目だけでなく、材質表示や取扱説明を確認します。耐熱温度や食洗機対応などの使用条件も、商品ごとに異なります。
バンブーファイバー製品の特徴
バンブーファイバー製品には、竹由来の素材を使用していることに加え、軽さや質感など、商品選びに関係する特徴があります。
ただし、次の特徴がすべての商品に当てはまるわけではありません。材質や成形方法によって違いがあるため、発注候補の商品ごとに確認してください。
軽量で持ち運びやすい商品もある
樹脂と竹由来原料を組み合わせたマグカップや食器には、陶器などと比べて軽い商品があります。
持ち帰りが発生するイベントや、屋外で使用するキャンペーン品では、重さは受け取りやすさに関係します。複数の商品を配布する場合は、個装後の重さやかさばり方まで見ておくと、現場で判断しやすくなるでしょう。
ナチュラルな質感を出しやすい
竹由来の原料が配合された成形品には、表面に素材の粒が見えたり、落ち着いた色合いになったりするものがあります。
環境配慮をテーマにしたキャンペーンや、自然な印象を持たせたい企画では、こうした見た目も商品を選ぶ理由になります。
ただし、素材感が強い商品では、印刷色や細い文字の見え方が想定と異なることもあります。名入れをする場合は、印刷可能範囲だけでなく、本体色とのコントラストも確認してください。
繰り返し使う商品へ取り入れられている
バンブーファイバーは、マグカップ、タンブラー、カトラリー、食器などに使われることがあります。
使い捨て用品の代わりとして繰り返し使える商品を配布する場合、素材と用途をセットで説明できます。ただし、配布しただけで環境負荷が必ず小さくなるとは限りません。
どのような原料を使っているか、どのくらい繰り返し使える商品か、配布後に実際に使ってもらえそうか。この3点を分けて考えると、説明が大げさになりにくくなります。
バンブーファイバー製品の注意点
バンブーファイバー製品は、一般的な陶器や耐熱容器と同じ感覚で扱えない場合があります。
特に飲食に使う商品では、耐熱温度、電子レンジ、食器洗浄機、冷凍、つけ置き洗いへの対応を確認してください。
電子レンジやオーブンに対応していないことがある
バンブーファイバーを使った食器やマグカップには、電子レンジやオーブンで使用できない商品があります。
見た目だけでは判断しにくいため、「マグカップだから温めてもよいだろう」と考えないことが大切です。商品本体の表示、パッケージ、取扱説明書にある使用条件を確認してください。
販促品として配布する場合は、注意事項が外装や同梱物から分かる状態になっているかも見ておきたいところです。
食器洗浄機や乾燥機を使えない場合がある
高温になる食器洗浄機や食器乾燥機に対応していない商品もあります。
オフィスや家庭で日常的に使うことを想定するなら、手洗いが必要かどうかは受け取る側にとって気になる情報です。商品説明へ記載する場合は、仕様書の内容を確認し、対応可否を曖昧にしないようにします。
冷凍保存や長時間のつけ置きに向かない商品もある
冷凍による破損や劣化、長時間のつけ置きによる変形などに注意が必要な商品があります。
ただし、対応温度や洗浄方法は一律ではありません。バンブーファイバー全体の性質として決めつけず、個別商品の耐冷温度や取扱表示を確認してください。
食品に使う商品は用途まで確認する
マグカップ、プレート、カトラリーなど、食品や飲料に触れる商品では、材質だけでなく用途も確認します。
熱い飲み物を入れるのか、冷たい食品だけに使うのか、長時間入れたままにする可能性があるのか。想定する使い方によって、確認すべき仕様が変わります。
ノベルティを企画する段階で使用場面を決めておくと、発注後に「想定していた使い方ができなかった」という行き違いを減らせます。
バンブーファイバーは環境にやさしい素材?
バンブーファイバーは竹由来の原料を利用しているため、環境配慮型の商品として扱われることがあります。
ただし、「バンブーファイバーであれば、どの商品も環境にやさしい」と一括りにすることはできません。商品によって竹由来原料の配合量、組み合わせる樹脂、製造方法、使用できる期間、廃棄方法が異なるためです。
販促物や提案書で環境配慮を説明する場合は、次のような確認を行います。
材質表示を確認する
「竹」「竹繊維」「PP」「メラミン樹脂」など、何が使用されているかを確認します。
素材名だけを見て、天然素材100%と受け取らないようにしてください。
商品に記載された環境配慮の根拠を見る
再生素材の使用、樹脂使用量への配慮、繰り返し使える設計など、商品ごとに説明できる内容は異なります。
メーカーや販売元が提示していない効果を、販促担当者側で付け加えないことも大切です。
配布後に使われる場面を考える
環境配慮型の商品であっても、使われずに廃棄されてしまえば、配布の意図は伝わりにくくなります。
マグカップならデスクで使えるか、カトラリーなら携帯しやすいかなど、受け取る人の生活に合う商品かどうかも選定条件に含めます。
バンブーファイバーとほかのエコ素材の違い
環境配慮を意識したノベルティには、バンブーファイバー以外にもさまざまな素材があります。
ただ、素材名だけを並べても優劣は決められません。「何を原料としているか」「どのような環境配慮を説明できるか」「配布後にどう使われる商品か」という視点で比べると、それぞれの違いを整理しやすくなります。
天然素材配合樹脂
竹のほか、麦わらやコーヒー豆殻など、天然由来の原料を樹脂と組み合わせた商品があります。
バンブーファイバー製品も、商品によっては竹由来の原料と樹脂などを組み合わせて成形されています。そのため、「天然素材配合」という名称だけで違いを判断するのではなく、実際に使われている材質や配合内容を確認することが基本です。
リサイクル素材
使用済みの資源などを原料として再利用した素材です。再生PETを使ったバッグや繊維製品などがあります。
バンブーファイバーが竹由来の原料を使っていることに着目した素材であるのに対し、リサイクル素材では「一度使われた資源を再利用していること」が説明の軸になります。
実際の再生素材の含有率や認証の有無は商品ごとに異なるため、販促物で環境配慮を説明する場合は商品情報を確認しましょう。
オーガニックコットン
一定の基準に沿って栽培・管理された綿花を使用する素材です。コットンバッグやタオルなどで見かけますが、「コットン」と「オーガニックコットン」は同じ意味ではありません。
バンブーファイバー製品とは、素材だけでなく使われる商品ジャンルも異なるので、マグカップやカトラリーを検討しているのか、バッグやタオルを検討しているのかによって、比較する候補そのものが変わります。
オーガニックコットンとして説明する場合は、商品説明や認証など、その商品で確認できる情報を基準にします。
バンブーファイバーのノベルティを選ぶときの確認項目
法人向けにバンブーファイバー製品を選ぶ場合は、素材のイメージだけでなく、配布と使用の条件を確認しましょう。
何を伝えるために配布するか
環境配慮型の商品を採用した事実を伝えたいのか、使い捨て用品の使用を減らす行動を促したいのかで、選ぶ商品は変わります。
企業姿勢を伝える企画なら、商品と一緒に素材の説明を添える方法があります。利用行動を促す企画なら、持ち運びや洗いやすさも見ておきたい条件です。
受け取る人が使う場面
デスクで使うマグカップ、外出時に持ち歩くカトラリー、家庭で使う食器では、必要なサイズや仕様が異なります。 「環境配慮型だから」という理由だけで商品を決めず、誰がどこで使うかまで具体化しましょう。
素材表示と取扱表示
竹由来原料のほかに何が使われているか、耐熱温度は何度か、電子レンジや食器洗浄機へ対応しているかを確認します。
配布時に説明が必要な商品では、注意書きの見やすさや取扱説明書の有無も確認対象です。
名入れの見え方
バンブーファイバー製品には、素材の粒や濃淡が見えるものがあります。
細い線や淡い印刷色では、ロゴが見えにくくなることも考えられます。名入れ可能範囲、本体色、印刷方法を確認し、必要に応じて校正やサンプルで仕上がりを見ましょう。
数量・在庫・納期
キャンペーン開始日やイベント開催日が決まっている場合は、商品在庫だけでなく、名入れ、個装、出荷までの期間を確認します。
環境配慮型商品の取り扱い状況は時期によって変わるため、掲載商品が現在も発注できるかは、その都度確認してください。
バンブーファイバー製品が使いやすい販促シーン
バンブーファイバー製品は、環境配慮をテーマにした企画だけに限定されるものではありません。
素材感と使用場面が合えば、次のような販促でも候補になります。
環境月間や社内啓発
環境配慮の取り組みを社内外へ伝える企画では、素材の説明を添えて配布できます。
単に「エコ商品です」と書くよりも、材質や使用上の注意を具体的に示した方が、受け取る側にも意図が伝わりやすくなるでしょう。
展示会やイベント
マグカップやカトラリーなど、持ち帰って使える商品は、配布後にも社名やロゴへ触れてもらう接点を作れます。
会場で大量に配る場合は、重さ、かさばり方、個装形態も確認してください。
購入特典や会員特典
商品やサービスの利用者へ渡す特典では、日常で使う場面を想像しやすいアイテムが候補になります。
食品関連のキャンペーンならカトラリーや食器、オフィス利用を想定するならマグカップなど、事業内容とのつながりも考えましょう。
周年記念品や社内配布
環境方針や周年テーマと関連づける場合は、商品選定の理由をカードなどで伝える方法があります。
ただし、記念品として高級感を求める場合は、素材感やパッケージが企画の雰囲気に合うかを確認した方がよいでしょう。
よくある質問
バンブーファイバー製品は電子レンジで使えますか?
電子レンジに対応していない商品があります。バンブーファイバーという素材名だけでは判断できないため、商品本体、パッケージ、取扱説明書に記載された使用条件を確認してください。
販促品として配布する場合は、使用不可の条件が受け取る人にも分かる状態か確認します。
「竹配合」と書いてあれば天然素材100%ですか?
天然素材100%とは限りません。竹繊維や竹粉と、PPなどの樹脂を組み合わせている商品もあります。
提案書や配布物へ素材を記載するときは、商品仕様の材質欄を基準にしてください。
名入れ前に実物を確認した方がよいですか?
本体に素材の粒や色むらが見える商品では、画面上の画像と印刷後の見え方が異なることがあります。
ロゴの視認性を重視する場合は、名入れ範囲や印刷方法を確認し、可能であればサンプルや校正で仕上がりを見ておくと判断しやすくなります。
まとめ
バンブーファイバー製品をノベルティに選ぶときは、「竹を使っている」という印象だけでなく、実際の材質や取扱条件まで確認しておきたいところです。
特にマグカップやタンブラー、食器類は、電子レンジや食洗機への対応、名入れの見え方が商品ごとに異なります。配布する場面と、受け取った後にどう使われるかまで想定すると候補を絞りやすくなります。
環境配慮を企画の理由にする場合も、素材名だけで判断せず、その商品で何を説明できるのかまで確認して選んでください。




